毎年、わざわざ桜の名所に出かけなくても
何かの折にたまたま見かけた桜を
心ひそかに愛でるのが、私流のお花見です。
或る所では華やかに、そして或る所では慎ましやかに、
それぞれに咲く花々がみんなとても美しい。
今年は偶然、お花見の名所に出向く機会があって
時間の許すまで、ゆるゆると独り歩きをしました。
携帯での撮影であまり綺麗な画像ではありませんが、
これはそのときに撮ったもの。
桜の季節も過ぎ、早くもゴールデンウィークを目前にしていることに気が付き、
なにやら焦りのようなものと、時の流れに納得し難い感覚を覚えます。
あの日以来、
被災していない自分の心持ちも、何かが変化してしまったような。
何かどこかに澱んだまま、流れて行けないような。
このブログにも、何か言葉にしようとしては
結局何も発することが出来ずに黙りこくってしまいました。
でも、それはただの言い訳かもしれません。
自身の内だけでの停滞を、なにか環境のせいへと転化しているだけかもしれない。
もう間も無くやって来るはずの、目に鮮やかな若葉の季節への移り変わりを信じて
心も開放してゆきたい。
そんなふうに願っている今日この頃です。