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祈りの日

今日、私の住むまちでは66回目の祈りの日を迎えました。
テレビではNHKだけでなく民放各局も平和式典の様子を伝えます。
式典会場で黙祷のときに鳴らされる鐘の音と同時に、
おそらく地元の役所が流すのであろう、サイレンが鳴り響きます。

数年前、こちらに転居してくるときに初めて、原爆ドームを目にしました。
原爆、被爆、といった言葉にとても敏感な土地柄なのだと、
住み始めてあらためて肌に感じるものがあります。

今年は東日本大震災に伴う原発事故で、一層、原子力というモノを
考え、見直さなければならない状況にあります。
でも知識も乏しく、苦手なことや面倒なものにはついつい目を逸らしてしまう私が
それに関して軽々しく言及することは憚られるように感じます。
何か意見を求められたとしても、何も言えずに口を噤んでしまうでしょう。

でも。ヒトが生み出したものとして、
ヒトとしてその責任を均等に負わずにはおれないのじゃないかとも思うのです。
理不尽だとも思う。だって自分がそれに直接手を下したわけでもないのに。
けれどどんなかたちでも関わらずにはいられないのだろうと。
知らんふりを決め込んでいるわけにはいかないんだろう。
おそるおそるでも、対峙していくことをあきらめてはいけない。

いつものような日常を過ごしながらも、そんなことを考えた今日です。
by seikopuppe | 2011-08-06 20:56 | 雑記 | Comments(0)
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