気がつけば、1月も半ば過ぎ。
昨年末から仕上げにかかっていた人形は衣装を着付け、
今は別の新しいものに取り掛かっています。
粘土での造形段階は底の無い沼のよう。
迷えばひたすら深く深く沈んでいく。
悩ましくも面白い、楽しいけれど難しい時間です。
ひとまず仕上げた人形は、私の毎度のことで
今更のアラが目に付いてしまって、反省したり落ち込んだり。
しばらく目に付かないところに仕舞い込んでます。
普通は作品を仕上げたら、達成感や喜びで幸せな気持ちになるものなんだろうに…。
私の場合はなかなかそういう心持ちに至れないのです。
時間をおくと、良いところ、好きなところも見えてきて愛着が出てくるのですけれど。
一応それぞれの段階で納得して作業を進めているはずなのになあ。
やはり己の未熟さゆえのことなんでしょうか。
才能の無さは努力でどれぐらい補えるものか、
これからも凡人の足掻きは続きます。