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旅の忘備録その1

ふいに漂ってきた金木犀の薫りに、ああまたこの季節がきたのだとしみじみ…。
「忍」の文字如くの夏籠りから解かれて、旅をしてきました。
暑さ疲れや色々なモヤモヤを、少しは解消できるかしらとの期待を抱きながら
ポーランドとドイツへ。
ささやかな記録として、自分のためにここに置いておこうと思います。
まずはポーランド編。

ポーランドへは今回初めての訪問となりました。
首都ワルシャワと地方都市のルブリンという街へ。
ワルシャワは先の大戦で壊滅状態になったものを、
人々の努力と熱意で再生された旧市街が世界遺産となっています。
街自体はとても近代的でした。
旧共産圏時代の置き土産のクラシックなランドマーク建築も。
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旧市街の広場にある人魚像。お店の看板も面白いものがあちこちに。
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ショパンの心臓を納めた教会や、キュリー夫人の生家も訪ねました。

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教会のパイプオルガン演奏も聴く機会を得られて。
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ある日のランチ。駅近くのモダンなショッピングセンター、フードコートにて。
ポーランドではお惣菜の量り売り形式レストランがポピュラーです。
ずら~っと並んだビュッフェのような料理を自分で好きなだけ盛り付けて、
最後にレジで重さを量って会計します。テイクアウトも有り。
言葉の通じない旅行者には何ともありがたいシステム。
度々この形式のお店で食事にありつきました。

ポーランド東部にある街、ルブリンは学校が多くて学生の街でもあります。
ここにも古い町並みが残っていました。
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写真左の建物は有名なユダヤ料理のレストラン。
ルブリンはユダヤ系の住人が多く占める街でもあったそうです。
郊外にはナチスによるユダヤ人強制収容所跡が残っています。
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リノベーション中の建物にはこんな仮設の装飾が。
バカンスシーズン後のためか、
観たかった教会のどこもかしこも補修作業中だったのは少し残念。
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街のシンボルでもあるルブリン城内の礼拝堂内部。
古式な壁画がとても美しい。
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街の何でもないあちらこちらがフォトジェニック。
人形を持ってきてロケーション撮影したい気持ちにかられました。
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宿泊していたホステル近くのカフェ。
落ち着いた雰囲気の好いお店でした。
素敵なスポットを発見するのも旅の楽しみです。

ドイツのベルリン経由でポーランド入りしたためもありますが、
この国にはまだ移民は少ないんだなぁという印象。
お店のスタッフなどもたぶん地元のポーランド人だろうと思われる人がほとんど。
そして比較的英語もよく通じます。

ついつい人の顔だちなどを観察してしまうのですが、
やはりポーランド人らしい顔のつくり、みたいなのもあるのかなぁなどとも感じました。
ポーランド人というかスラヴ系の、という方があっているのかな。
これはもう勝手な思い込みですが、目もとのホリとか顔のバランスとか
どこか少し陰りのような、寂し気な気配を感じさせる気がする。
ゲルマン系のドイツ人とはまた違う。

馴染みのない難解な言語の国を旅する時の、
いつもの私なりの作法に従い、「ありがとう」だけは現地の言葉で。

Dziękuję !







by seikopuppe | 2017-09-28 14:17 | | Comments(0)
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