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一年ぶりの更新 ひそひそ話

まるっと一年、更新しないままになっていました。
最近は活動報告がTwitter中心になってしまって…。
忙しかったり、面倒だったり、
ある程度推敲の必要なブログは手付かず状態。
存在させているのに意味があるのか甚だ疑問です。

たぶん、この記事も更新したことをタイムライン上に載せなければ
ご覧になる方はほとんどいないでしょう。
それをいいことに、少し好き勝手な内容を置いておこうかと思います。
一年ぶりの更新 ひそひそ話_d0209370_17005601.jpg
この二体の人形。
今年2月に倉敷での展示に出品しました。
衣装の方が先にあって、それを纏えるように
ほぼ同じサイズで同時進行で制作。

人形を創るとき、
物語を綴るような気持ちで取り組もうと思っています。
ほんの数行でも、とりとめのない内容でも構わない。
自分のモチベーションを保つためや、
作品の奥行を深めることを目的に。
この子達もあれこれ設定を考えながら作業しました。
でもご覧になる方々に、
作者の背景創作を押し付けるようなことは
あまりしたくないと考えています。
それぞれに色んな想像をしていただける方がいいかなぁと。
なので聞かれてもいないのに
つらつらと語るのは反則のような気がして…。

そう思いつつも、あれこれ思い描いていくうちに
ライトノベルとか漫画のストーリーのようなものが出来ていたので
メモがわりに。
俗っぽい、どこかで聞いたような設定かもしれません。
ご関心無ければどうぞスルーして下さい。



家の事情で遠縁の家に預けられた少女が
そこで歳の近い少年と出逢います。
病弱な彼は外で遊べないかわりに、
読書や想像の世界で楽しむことを知っていました。
すっかり仲良くなったふたりでしたが、
間もなく少女は自分の家に戻ることに。
その後再会の叶わぬまま少年は病で亡くなります。

月日が経ち大人になった少女は
亡くなった少年の兄弟と結婚して娘の母親となりました。
ある日娘を連れて、昔預けられていた家を訪れます。
その屋敷には、今はその魂が座敷童子となった少年がいて、
かつての少女と面差しの似た娘と心を通わせるのでした。
ずっと孤独だった少年は、少女の娘を
現の世から魂だけの世界へと誘います。

母は忽然と姿の見えなくなった娘を探しますが、
とうとう見つけることは出来ませんでした。
どこからか、子供達の楽しそうな笑い声が微かに聞こえるばかり…。

こんな妄想でした(笑)。

人形の少女は母親の方でもあり、娘でもあり。



この二体は今度金沢で開催される人形展に出品させて頂きます。














by seikopuppe | 2021-10-13 22:03 | 人形 | Comments(0)
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