Puppentheater

展示のお知らせと出品作品

すっかり、すっかり、更新をサボってしまいました。

SNSの多様化で、より手軽なものに移行していく傾向にある昨今。

ブックマークしていたブロガーさんも別の媒体へと移られたりで、なんだか淋しくなって。

自分もある程度腰を据えてやらなければならないブログはおろそかになりがちです。

それぞれの良さがあると思うので、こんな有様でもまだやめようとまでは考えていませんが…。

さて今日はお知らせを。

春に引き続きですが、東京の丸善での展示に参加致します。

「人・形」展はより多彩で自由な表現の作品が並ぶ展示会です。

会場アクセスも良く、オープンしている時間が長いのも嬉しい。

本屋さんの中のギャラリーなので気楽にご覧いただけます。

今回はご案内状に作品画像を載せて頂くという光栄な機会も頂戴しました。

作品のタイトル「告天使～コウテンシ～」にはちょっとこだわりがあります。

コウテンシはひばりの別名なのですが、本当は「告天子」が正しいのです。

でもあえて「天使」の文字を当てました。

間違えてるんじゃない？というご指摘も出る覚悟で。

少年の姿をしているけれど、実は背中に翼のようなものを隠し持っています。

鳥の化身か、天使なのか…。

オッドアイや手先が不可思議な色合いなのも、そんな片鱗。

こういった設定を考えながら作るのは楽しいです。

身長６０㎝くらいで大きな作品ではないですが、扱い安いサイズかもしれません。

今回出品予定は２作品です。

もう一点は明日の更新でご紹介しようと思います。

企画展に参加します

過ごしやすい季節になってきました。大型連休も目前です。なんだかウキウキとお出かけしたくなる時期に、お世話になっているセレクトショップ「コルメキッサ」様の企画展に参加させて頂きます。今はファッションからアート作品、人形等々幅広く扱われている「コルメキッサ」様の前身であった「横濱浪漫館」をテーマとした企画展示です。こちらの画像のお人形一体出品させて頂きます。（クマのぬいぐるみは私物なのでお伴はしません）
こちらの人形、だいぶ以前に完成させたものでした。予定していた展示前に私の不注意で目立つダメージを作ってしまって、出品かなわぬまま、修理もせずに手元に置いていました。ご迷惑をおかけしたお店への申し訳なさ、自分の不甲斐なさの反省を抱えつつでも結構気に入っていた子で、手を入れることで感じが変わってしまう不安もあって…。
今回の企画展のお話を頂戴した際に、何だか「再生」という言葉が浮かんでよい機会かもしれないと思ったのでした。以前よりは技術的にも多少は工夫ができるようになって元々の姿をなるべく変えずに修繕しました。
コルメキッサの店主様セレクトの素敵な品々とご一緒させて頂き訪れて下さるお客様にご覧頂けましたら幸いです。爽やかな季節、ワクワクするおもちゃ箱のような空間でお宝探しに興じて頂けますように。

伝えるもの、伝わるもの

人形作品について…。

表現したい思い、とか籠める思い、とか。

最近は特に、創るものに出来るだけ想いを込めて

愛情を込められるだけ込めて、仕上げるようにしています。

それでもたぶん伝わるのは一部分だけ、なんじゃないかと。

それも必ずしもそのままストレート、ではない場合も多いと。

それで構わないと思います。

受けての方々がそれぞれに、色んな風に感じて頂ければ。

でもたまに、直球ど真ん中、に感じて下さることもあって。

それはもう素直に嬉しい。

表現したかった以上に、更に先へ、自由に、もっと素敵に

受け止めて下さる場合もあるし。

そんなときは恐縮とか、うわあ～と舞い上がるとか、そんな風です。

これからも押し付けではなく、

でも自分の中の想い、気持ち、感覚を

大事に大事に、注いで創っていきたいと

そう思っています。

「春」展終了

なにもかも後手後手になってしまっていますが…。

東京丸善での人形と絵の「春」展は無事に終了致しました。

初日は春分の日らしからぬ天候で、積雪まであったのですが、

それでも大勢のお客様がご来場下さったそうです。

今回は人形だけでなく、多くの画家様達の参加もあり、

人形作家様も大人数で会場は本当に春爛漫の賑やかさでした。

見応えたっぷりでとても充実した楽しい展示となり、

そんな華やかな会に参加させて頂けてとても嬉しく思っています。

主催のドルスバラード様はじめ、参加作家様方が皆さんそれぞれに

展示風景などSNS上に掲載して下さって、それを眺めるのも楽しかったです。

当の私は自分の作品展示風景すら撮影せずに終わってしまって…。

いつもながらになんという情けない体たらく。

もしよろしければドルスバラード様のサイトで展示の様子をご覧頂けます。→

「春」展には画像の人形一体を展示させて頂きました。

タイトルは「春の野に」。

この子は実をいうと以前一旦仕上げた作品でしたが、

何となく思い描いていたイメージが未消化な状態になって、

手元に置いたままになっていました。

コンセプト的にもテーマの「春」に沿うものでしたので

この機に手を入れて作り直して出品しました。

表現したかったものに、だいぶ近づけた気がしています。

うさぎのぬいぐるみは少女のお守り。

不安な時や悲しいとき、

ぎゅっと抱きしめる存在は心の支えになります。

そして勇気を出して一歩、踏み出す。

桜も咲いた。

新年度がスタート。

新しい明日へ。

また一歩一歩。

ひいな展終了と「春」展

気持ちだけは焦るのに、身体の方がイマイチ追いついてゆかないこの頃。

陽射しはどんどん明るさを増して、春の訪れを告げています。

すっかり恒例となっている倉敷美観地区での「ひいな展」。

今年も参加させて頂きました。

毎年訪ねる度に新しいお店もどんどん増え、

人出も多くなっている感じ。海外からのお客様も珍しくありません。

変わらずに続いてゆくことの大切さ、

そして変化してゆくことの大事さも思います。

主催の作家お二方、参加作家様各位、場を提供して下さるギャラリー様、

足を運んで下さる方々や、遠方から気にかけて下さった方々にも

心から御礼申し上げます。ありがとうございました！！

どうぞ来年も、変わらず、そして進歩しつつ、おめもじ叶いますように。

ひと息つく間もなく、

また次の展示が控えています。

こちらも毎年、ドルスバラード様主催で開催される「春」展。

参加させて頂きます。

今年は絵画部門での出品もあり、いつも以上にご参加の作家様が大勢です。

どんな空間が展開されるのか、とても楽しみ。

東京駅間近の本屋さん丸善付属のギャラリーで、

朝早くから夜遅くまでオープンしているのも便利です。

どうぞお立ち寄り下さい。